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元光回線営業マンが比較!戸建・引越しで損しないネット回線の選び方

ネット回線の速度の悩み

引っ越ししたらネットが遅すぎる!原因と対策を徹底解説

投稿日:2018年6月3日 更新日:

引っ越ししたら、前と比べてネットが遅い・・・」という悩みを持つ人は、実は意外と多いです。

心機一転、新しい環境でこれからやっていこうとしているところ、インターネットが遅くて依然と比べて使い勝手が悪くなってしまっては、なんだか幸先が悪いですよね。せっかく新しい街のことを調べようとしても、速度が遅くてなかなか情報がスッと出てこないというのも残念です。

しかし、なぜネットが遅くなってしまうのでしょうか?以前と同じ契約ならまだしも「速いと評判の光回線に切り替えたのに遅い!」という場合、どうしたら良いのでしょうか。

ここではネットが遅くなる原因と、その対策について解説していきます。

引っ越し前と同じ契約なのに急に速度が遅くなる原因

契約を何も変えてないのに、引っ越ししたらネット速度が遅すぎると感じる人は、以下の原因に当てはまっている可能性があります。ちょっとしたことでも速度に影響が出てしまうのがインターネット。詳しく解説していきます。

回線タイプが変わってしまった

プロバイダを変えずに引っ越し手続きをしても、住居の形態が変わることで回線タイプが変わることがあります。タイプが変わったことがきっかけで通信速度が遅くなるということは、実は珍しいことでは無いのです。

特に、戸建てからマンションに引っ越しした人は、回線プランが必ず「マンションタイプ」に変わります。この場合、ひとつの回線を一人で使うことができる戸建てタイプと異なり、インターネットの回線を入居者全員でシェアするような形で使います。そのため、インターネットの利用者が多いとその分速度が出にくくなってしまいます。「いつもより速度が出ないかも?」と感じる原因は、ちょうどその時間帯にネットを利用している人が多いからかもしれません。

回線設備のスペックが悪くなってしまった

マンションやアパートに引っ越しした人は、マンション内の回線設備が今までよりも悪くなってしまった可能性があります。契約や回線プランはそのままでも「回線設備」が変われば、通信速度が遅くなってしまうことがあるのです。

マンション内の回線設備には3つ種類があり、通信速度が遅い順から「VDSL方式」<「光配線方式」<「LAN方式」となっています。特に「VDSL方式」の場合、マンション内の電話回線を使って接続するので、光回線の特徴である超高速通信ができない仕様になっています。

引っ越し手続きをするときに回線設備を選べれば良いのですが・・・残念ながら、回線設備は自分で選ぶことができません。最初からマンションごとに決められているので、変更することもできないのです。インターネットを頻繁に利用する人は、物件を決めるときに回線設備も確認しておくといいですね。

ルータとパソコンが離れてしまっている

回線プランも変わっておらず、回線設備にも問題ないのに速度が遅いという人は、引っ越し前と比べてルータとパソコンの距離が離れてしまっていませんか?実はルータとパソコンの位置関係も、速度に大きく影響を与えてしまうものなのです。

引っ越しすると、部屋の間取りも変わりますよね。今までよりも、ルータの位置とパソコンを使いたい場所が離れてしまうことは珍しくありません。しかしルータとパソコンの距離が離れてしまっていると、速度が出にくくなってしまいます。

モジュラージャックの場所によっては、どうしてもパソコンと離れた場所にルータを置かないといけないこともあると思います。その場合は、「できるだけルータ周りの障害物を少なくする」「長めのLANケーブルを用意する」といった対策を行いましょう。

引っ越しして光回線に切り替えたのに速度が遅い原因

引っ越しをきっかけに光回線に切り替えたのに、あまり速さを感じない・・・それどころか、今までよりも遅くなってるかも!と感じる人もいると思います。せっかく光回線に切り替えたのに思ったように通信速度が出ないとがっかりしてしまいますよね。その理由を詳しくみていきましょう。

回線設備が古い

マンションやアパートに引っ越したときに光回線に切り替えたのに速度が遅いという人は、マンション内の回線設備が古い可能性があります。

築年数が古いマンションだと、回線設備が「VDSL方式」となっている可能性が高いです。この方式ではマンション内の電話回線を使ってインターネットに接続するので、光回線なのに速度が出にくくなっています。残念ながら回線設備は自分で選択することはできないので、遅くて困っているということなら、管理会社や大家さんに相談してみましょう。

ちなみに戸建であれば、電柱から直接自宅に光回線を引き込むので、こういったことは起こりません。

ネットの利用者が多くて混雑している

引っ越し先でインターネットの利用者が多かったら、時間帯によって通信速度が遅くなることがあります。引っ越し先が団地や何十世帯も入居しているようなマンションだったら、特に要注意です。

マンション内のインターネット回線は、入居者全員でシェアしています。1本の光回線を全員で分け合って使っているイメージです。そのため利用者が多ければ多いほど「渋滞」が起こり、通信速度が遅くなってしまうのです。

とはいえ、通信速度が遅くなるのは一時的なものです。30分~1時間程度時間を置けば、元の速度に戻っています。時間をあけても速度が遅い場合は、別の原因が考えられます。

プロバイダのサーバー設備が弱い

引っ越し先を決める際、「インターネットが無料で使い放題!」という物件はとても惹かれますよね。本来払う必要があるプロバイダ料金や回線料金を払わなくてもよいので、こうした物件を選んで引っ越す人も多いと思います。ですが、このような物件では通信速度に期待しない方がよいでしょう。

「インターネットが無料!」という物件で使えるプロバイダは、OCNやソネットといった大手ではなく、地域限定や管理会社独自のものなど、所謂「弱小プロバイダ」を使っているところが多いです。大手のプロバイダは自社のサーバー設備もしっかり確立しており、通信速度も安定していますが、こうした弱小プロバイダは大手と比べてサーバー設備が弱く、通信速度も安定しておりません。

ネットが遅いとき最初に試したい解決策はコレ!

引っ越ししてからネットが遅いと感じるときに、まず最初に試してみてほしい解決策を紹介します。いずれもネットの契約を変えることなく、比較的簡単に行えることです。契約の乗り換えを考えている人は、一旦これらを試してみてください。

ルータやパソコンなどの周辺機器を再起動する

引っ越ししてからネットがどうにも遅いと感じるときは、ルータやパソコン、無線LANといったネットに関わる周辺機器を再起動してみましょう。

特に「引っ越ししてからネットが開通したばかり」「引っ越しをきっかけにルータが変更になった」という人は、まだネット回線が安定しておらず、速度が出にくいということが起こります。そういうときは、ルータやパソコンを再起動することで回線をリセットでき、速度が改善しやすくなります。

再起動するときはルータの電源を抜き、5~10分ほど時間をあけてから電源を入れ直せばOKです。初期設定をし直す必要はないので、気軽に行っても問題ありません。

ルータやパソコンの置き場所を変える

引っ越ししてルータとパソコンの置き場所が変わり、距離が離れてしまっているなら、置き場所を近づける工夫してみましょう。例えばルータが居間にあるなら、パソコンも居間で使うようにするというだけでも、だいぶ速度が改善されます。

とはいえ家の構造上、物理的に距離を縮めるのは大変という人もいると思います。しかしその場合でも「ルータの周りに物を置かない」「ルータを高いところに置く」など工夫することで改善することもあります。また、ルータ周りがタコ足配線になっているとそれだけで熱を持ち、通信速度に影響を及ぼすこともありますので、コンセント周りをスッキリさせることも大切です。

LANケーブルや無線LANを新調する

上の2つを試してみても通信速度が改善しない場合、使っているLANケーブルや無線LANが古くなっているのかもしれません。引っ越しで持ち運んだ際、ケーブルが見えないところで断線していたり、無線LANが壊れてしまっているということも考えられます。

インターネット関連のものは繊細で、寿命が短いものが多いです。引っ越しの際しっかり梱包したつもりでも、運ぶときの衝撃で壊れてしまうということはよくあります。ルータやパソコンの再起動で速度が改善しない場合は、周辺機器の新調を検討しましょう。

何をやっても改善しない人は契約を見直そう!

いろいろ試したけど通信速度が改善しない・・・」という人は、いよいよ契約を見直した方が良いかもしれません。インターネットは周囲環境の影響を大きく受けるサービスで、住居との相性も少なからず存在します。契約を乗り換えなければ全く改善しないまま、ということは珍しくないのです。

光回線に強いプロバイダに切り替える

引っ越しの際、引っ越し業者にあっせんされたプロバイダを使っている人は、プロバイダの見直しを検討しましょう。

引っ越し業者があっせんするプロバイダは、自社提供のものだったり、その地域限定のものということが多く、「OCN」や「ソネット」と行った大手と比べて通信速度の安定性に欠けます。「引っ越しと一緒に指定のプロバイダを契約すれば引っ越し代金が安くなる」といったキャンペーンを行っているところも多いので、こうしたプロバイダを使っている人は多いのではないでしょうか。

そういうときは、光回線に強く速度が安定しているプロバイダに乗り換えれば、通信速度が改善することが多いです。比較系サイトなどでよく上位に上がるプロバイダなら、通信速度は安定しているはずですので、そこから検討するのも良いでしょう。

マンションなら管理会社に相談するのも手

引っ越した先のマンションで使われている回線設備が古いために速度が出ないなら、管理会社や大家さんに相談してみるのも一つの手です。

特に個人で運営しているようなアパートやマンションであれば、大家さんがインターネットに詳しくなく、昔に導入した設備をそのまま使い続けているという場合もあります。設備を新しくしてくれるだけでも劇的に改善しますし、導入する設備によっては維持コストが安くなることもあるので、ぜひ提案してみましょう。

「引っ越してきたばかりで大家さんに相談しにくい・・・」という人は、物件の仲介業者に間に入ってもらってもいいでしょう。

引っ越しで契約を乗り換えるときにオススメの光回線

「せっかくだし引っ越しにあわせて光回線にしよう!」という人に、オススメの光回線を紹介します。どれも通信速度を含めサービスの評判が良く、申込しやすいようなキャンペーンも行っています。

全国どこでも使えて安心なNTTの「フレッツ光」

NTT東西の「フレッツ光」は、全国どこでも使える光回線です。「引っ越し先で使えない!」ということがほとんどないので、引っ越しが多い人にオススメです。NTTなので100%開通が保証されていることも大きな強みです。ある程度、開通の日程に調整がきくのも助かります。

またプロバイダを自由に選ぶことができるので、「プロバイダAは遅かったから、プロバイダBを試してみよう!」ということができます。しかしプロバイダ乗り換え時のキャンペーンは充実しておらず、実費になってしまう点だけは注意です。

auスマホを持っているならKDDIの「auひかり」

auスマホを持っているなら、KDDIの「auひかり」がオススメです。

auスマホとのセット割引がとても人気で、通信速度も安定していると評判です。提供エリアも全国に展開しているため、引っ越しが多い人でも安心です。開通まで時間がかかってしまうことが難点ですが、引っ越し先が番地まで確定していれば、入居していなくても申込が可能です。

関東・関西なら超高速回線がウリのソネットの「NURO光」

関東・関西ならソネットの「NURO光」一択と言っても過言ではありません。

下りの通信速度が「最大2Gbps」と脅威の速さであり、世界最速を誇っています。ネットユーザーからは「動画やオンラインゲームを快適に楽しみたいなら絶対にNURO光」と高い評価を受けており、比較的新しいサービスながらもジワジワとファンを増やしています。

しかしまだサービス提供地域は狭く、2018年6月現在、関東と関西の一部地域のみとなっています。引っ越しが多い人にはあまりオススメできませんが、できれば一度は利用して、世界最速の速度を確かめてみてほしいサービスです。

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まとめ

引っ越しは準備が煩わしい反面、新しい生活に対しての期待があります。

そんな新しい生活にはインターネットが欠かせませんが、通信速度が遅く、思ったようにインターネットが使えないとなると、何だかこれからの生活にも影響を及ぼしそうで、不安になってしまいますよね。今まで普通に使えていたものであるからこそ、残念さもひとしおです。

引っ越ししてネットが遅くなってしまったことへの解決策は色々ありますが、一番手っ取り早いのは契約を見直すことです。「ADSLやモバイル回線など、速度が出にくい契約になっていないか」「ローカルなプロバイダでサーバー設備はしっかりしているか」など、根本から見直すことで通信速度は劇的に変わります。

見直しと簡単に言っても、初期費用や手続き方法など確認することが多く、すぐに決断できることではないでしょう。それでも、延々と使いづらいインターネットを使ってストレスをためるくらいなら、早いうちに乗り換えを進めてしまった方が、精神衛生上も良いですよ。

プロバイダによっては期間限定でキャンペーンも行っています。少しでも今のネットの遅さに不満があるなら、キャンペーンが終わらないうちに検討しましょう。

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