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ネット回線の速度の悩み

あなたの光回線の速度は遅すぎる!平均速度と速度測定の方法

投稿日:2018年5月22日 更新日:

光回線は理論上では通信速度が世界で一番速いネット回線です。でもADSLやモバイルルーターなどの無線回線を使っていた時となんだかあまり速度が変わらない・・・むしろ遅いんじゃないの?!と疑問に思ったことはないでしょうか?

実は光回線の中にも色々な回線があるので、あなたの使っている光回線は数ある光回線の中でも速度が遅い回線である可能性があります。

いつもより動画の再生に時間がかかったり、ゲームをしていても読み込みや画面の動きがカクカクしているようなら一度は回線の速度について調べてみても損は無いでしょう。

実際に、光回線の平均速度はどれくらい出ていれば「快適」と言えるのでしょうか。今回はあなたのおうちの光回線の通信速度が他と比べてどうなのか?速度の測定方法とより速い回線について解説していきます。

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光回線は回線の種類によって速度が遅いことがある

「光回線は速い」とよく言われますが、全ての光回線の速度が必ずしも速いかというとそんなことはないんです。光回線の種類によっては、ヘタするとADSLなどの古いタイプの回線よりも通信速度が遅いものもあります。

ではどんな要素が光回線の「速さ」につながるのかをチェックしていきましょう。

光回線の速度は「下りの最大通信速度」で決まる

光回線の通信速度は、「下りの最大通信速度」で決まります。

「下り」とは情報のダウンロードのことで、これが速ければ速いほど、インターネットの読み込みが速くなります。例えばYoutubeなどの動画を観ようとしたとき、再生するまで時間がかかったり、途中で止まったりしたことはありませんか? それは、「下りの通信速度」が遅いため、情報の読み込みに時間がかかっているからです。

今主流の下りの最大通信速度は「1Gbps」です。しかし契約した時期やプロバイダによっては、これを下回っている場合もあります。下回っていれば、他のもっと速い光回線に乗り換えることを検討しても良いかもしれませんね。

光回線なのに通信速度が遅く感じる理由

「いつもより読み込みに時間がかかっている」「動画がなかなか再生されない・途中で止まる」など、インターネットを使っていて不便さを感じるときは、通信速度が遅くなってしまっています。

遅くなる代表的な原因をあげてみます。

  1. 同じ時刻にインターネットを使っている人が増えた
  2. パソコンとルータを無線LANで繋いでいる
  3. パソコンやLANケーブルが古い

一番多い理由としては1でしょう。光回線は、たくさんの人数でシェアして使っています。使う人数が増えると、その分回線速度は遅くなってしまいます。「ちょっと遅いな」と感じたら、休憩がてらインターネットを中断するのも一つの手です。

2と3は、パソコン周りの環境が原因といえます。特に2の無線LANは大変便利なものですが、有線のLANケーブルで接続するより安定性が劣ります。ゲームを楽しみたいなら、有線で繋ぐことをオススメします。

光回線の回線速度の平均・目安

光回線を申し込む際、「ベストエフォート型です」という説明を受けたと思います。これは「必ずしも最大通信速度が出るとは約束できないよ」ということを言っています。光回線は、インターネットの利用環境に応じて通信速度が上下するものであり、実際に使ってみないとわからないのです。

とはいえ、だいたいどれくらい出るものなのかがわからないと、検討もできませんよね。ここでは通信速度の一般的な実測値と、快適に使える目安を解説します。

光回線の回線速度の平均はどれくらい?

全ての光回線の平均実測値を測定することはとても難しいです。しかし「RBB SPEED TEST」というサイトで、光コラボレーションの直近1ヶ月の平均を確認することができます。

<2018年4月15日~5月14日までのプロバイダ別平均実測値>

引用元:RBB SPEED TEST 直近1か月 固定 光コラボプラン別 平均値

これは実際に、光コラボレーションを使っている人の実測値を平均化したものです。必ずしもこうなるとは限らないですが、光回線探しの参考になると思います。

快適にインターネットが使える通信速度の目安

光回線の平均通信速度の実績値は、だいたい「100Mbps」程度です。この数値は、実際にインターネットを使う上でどれくらいの速さになるのでしょうか。

読み込みに時間がかかることなく、快適にインターネットを使うことができるとされている通信速度の目安は、「20Mbps以上の通信速度」と言われています。これだけあれば、読み込みに時間がかかることなく、スムーズに楽しむことができます。

動画やゲームを楽しみたい場合は、20Mbps以上ある方がもっと快適に楽しめます。特にゲームの場合、通信速度が遅いとキャラクターの動きがカクカクしたり、ゲームが始まらなかったりとストレスの元になってしまいます。

光回線の通信速度を測定・診断する方法

実際に自分が使っている光回線の実測値は計測することができます。簡単な手順で測ることができるので、「ちょっと今遅いかな?」と感じたときに測ってみると良いでしょう。

「回線速度チェッカー」を使って測定

通信速度を測る際に必要なものは、この2つだけです。

  • ネットを使用している住所の郵便番号
  • 契約している回線種別とプロバイダの確認

上の2つを、いわゆる「スピード測定サイト」に入力するだけです。あとは診断ボタンを押せば、自動的に通信速度を測ってくれます。サイトによっては、通信速度だけでなくどれだけ通信が安定しているかの目安になる「ping値」も測ってくれます。

オススメ回線速度チェッカー

「回線速度チェッカー」で検索すると様々なサイトが出てきますが、基本的にはどのサイトで測っても結果は同じです。その中でも、通信速度を測るのにオススメな回線速度チェッカーを紹介します。

①RBB SPEED TEST

自分の実測値を測るだけでなく、他の人の結果を見たり、その光回線の最高速度を確認することができます。光回線を検討しているとき、参考にしたいサイトのひとつです。

②BNRスピードテスト

ボタンを押すだけで、簡単に現時点の通信速度を計測してくれます。サイト自体も簡素な作りで、初めてDPSを計測する人にオススメです。

③USENスピードテスト

通信速度の結果から、どれくらいインターネットが快適に使えているかを教えてくれます。

光回線の速度測定はスマホでもできる

家にパソコンがなく、スマホやタブレットでインターネットをしている人も多いと思います。スマホでもSNSに写真を投稿したり、ソシャゲで遊んだりと通信速度は大事ですから、実測値を把握しておくことは大切です。

ウェブサイトでチェック

パソコンと同じように、簡単に実測値を測定することができます。

測定するには、スマホ用に最適化されたサイトでチェックします。BNRスピードテストFast.comが使いやすくてオススメです。特にFast.comは開くだけで通信速度をリアルタイムで計測してくれるので、通信速度そのものだけでなく、通信が安定しているかどうかも一緒にチェックできます。

回線速度測定アプリでチェック

スマホやタブレットなら、回線速度測定アプリを使うのもオススメです。

回線速度測定アプリをダウンロードしておけば、いつでも簡単に通信速度を測定することができます。アプリを起動し、自宅の住所や回線種別を登録するだけでOK。アプリの場合、過去の測定記録を残しておくことができるので、例えば「どの時間帯が一番速度がでるのか」なんていう計測も行えます。

アプリのスゴイところは光回線の速度だけでなく、3GやLTE、Wi-Fiの速度も測れるところです。特に家で無線LANを使っている場合、無線LAN使用時の通信速度も調べることができて便利ですよ。

光回線各社の速度を比較してみた結果

最後に、光回線各社の通信速度を「RBB SPEED TEST」を参考に比較してみます。光回線でやりたいことがある場合、この数字を参考に検討すると良いでしょう。

KDDIの「auひかり」



KDDIが提供するauひかりは、下りの最大通信速度が「1Gbps」です。

RBB SPEED TESTで計測された最大速度は「841.7Mbps」。平均すると、おおよそ「100Mbps」ほど出ているようです。auひかりはKDDI独自の回線を用いていることから、利用者が多いNTTのフレッツ光と比べると、速度が出やすい傾向にあるようです。

ソフトバンクの「ソフトバンク光」



ソフトバンクが提供する「ソフトバンク光」は、光コラボレーションモデルといって、回線自体はNTTのフレッツ光と同様のものを使っています。こちらも下りの最大通信速度は「1Gbps」です。

RBB SPEED TESTで計測された最大速度は「823.5Mbps」、平均実測値は「137.4Mbps」でした。ソフトバンク光もなかなかの速さですが、これには理由があります。ソフトバンク独自のルータ「光BBユニット」を使うことで、高速通信を可能にしています。

ドコモの「ドコモ光」


ドコモが提供する「ドコモ光」もソフトバンク光と同様、光コラボレーションモデルの回線です。こちらも下りの最大速度は「1Gbps」となっています。

RBB SPEED TESTでは最大速度は計測されていませんでしたが、平均実測値は「134.8Mbps」でした。ドコモ光はNTTのフレッツ光と同様にプロバイダを選べる光回線です。そのため、選択したプロバイダによって速度に違いが出ることがあります。

NTTの「フレッツ光」


現在最も利用者が多いNTTのフレッツ光。好きなプロバイダを選択でき、切り替えも自由であることから根強い人気がある光回線です。下りの最大通信速度は「100Mbps~1Gbps」と、契約するプランによって変わります。

RBB SPEED TESTでは、最大通信速度や平均実測値は計測されていませんが、Twitterなどの口コミを見ると、だいたい「100~130Mbps」ほど出ているようです。

フレッツ光の平均実測値が出せないのは、選択したプロバイダによって通信速度が大きく変わるからです。光回線でインターネットを使うとき、プロバイダのサーバーを経由して繋ぐのですが、プロバイダによってサーバーの容量が異なり、サーバーの容量が多いプロバイダほど速度が速く、安定します。

「大手プロバイダだから大丈夫」とは言えないことも多く、こればかりは実際に使ってみるまで分かりません。しかし、フレッツ光の良い点は光回線を残したままプロバイダを自由に乗り換えできることです。満足する通信速度が出るプロバイダに当たるまで切り替える人も多くいます。

ソネットの「NURO光」


ソネットのNURO光は、ソネット独自の回線と通信技術を利用した、「世界最速」がウリの光回線です。下りの最大通信速度は「2Gbps」と、上の4社よりも2倍の速度となっています。

RBB SPEED TESTで計測された最大速度は「786.3Mbps」。Twitterなどの口コミを見ると、なんと「1.1Gbps」を記録した人もいるようです。平均実測値でも100Mbpsを下回った人はおらず、今回の比較対象の中では一番通信速度が出ている光回線でした。

やはり下りの最大通信速度が他社と比べ2倍ということが、通信速度が出やすくしているようです。特にオンラインゲームを楽しむ人に評判が良く、「オンゲで勝ちたいならNURO!」とまで言われています。

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